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儲光羲「長安道」

今日は久しぶりに解説を…。
何せやる気が出なくて、筆を全然持っていなかったので
(いつやる気出るんだろう…?)
半切作品自体、Instagramに全然UPしていなかった。

夏バテ?なのかな?
でもこのやる気出ないモードって
多分梅雨始まる頃から入ってますよねェ。


そろそろ日展の準備もちゃんとしないといけなくなってきたし、
なんか活力が出るおすすめありますか?
(ちなみに鰻は何回も食べてるけど、効かなかった)

半切。

実はこれ書いて毎回すぐに捨ててるんだけど、
プレゼント企画とかでプレゼントすればぁ?って鈍牛先生に言われたので、
ちょっと考えてみようかなぁ、と。

でも正直、半切貰っても大きいから飾るところ探すの大変そうだよね?

自分の家にだって、床の間ないから半切サイズ飾ってないのに。


儲光羲(ちょこうぎ)の「長安道」という題の五言絶句です。

「長安道」という題は、楽府題で
「長安の都の繁華、貴公子の傲遊をうたう」と
出典の『唐詩選』岩波文庫版の解説にあります。

2首の連作のうちの第1首だということです。

楽府題とは、中国,韻文のジャンルの一つ。

もともとは、前漢の武帝のとき設けられた、各地の民謡を集めて記録する役所の名であったが、のちにその記録された楽曲や歌謡を楽府の名で呼ぶようになったもの。本来は作者不明の民謡が多かったが、やがてその旋律に合せた歌詞を替え歌として創作するようになり、さらにその旋律がわからなくなって歌詞だけがつくられたが、それらもすべてもとの旋律の題名で呼ばれた。

その題名を楽府題という。
したがって同じ楽府題で多くの作品がある。
唐代に入ると新しい題で楽府風の歌謡をつくることが盛んに行われ、
それを六朝以前からある楽府に対して「新楽府」と呼びます。

鳴鞭過酒肆
袨服遊倡門
百萬一時盡
含情無片言


貴公子は乗馬の鞭を鳴らしつつ酒場に立ち寄り、
あるいはきらびやかによそおって、妓楼(ぎろう)に遊ぶ。
そして百万の金を一度に使いはたすが、
思う女への慕情を胸中にたたえたまま、ただの一言も口に出すことはない。

「酒肆(しゅし)」=飲み屋。
「袨服」=盛装すること、または盛装。
「倡門」=遊女の家をいう。
「含情」=深い思いを胸中にこめる。
ここでは酒肆や倡門の女性への思慕の情をこめることをいう。
「無片言」=一言も言わない。
旧解は多く、使った金のことを言わないという意味にとるが、
いまは「含情」と同じ心に解して、金の力で女をなびかせようなどとするのではなく、
思いを胸中にひそめ、口説くようなせりふは一言も言わぬ貴公子の侠気をあらわしたものととる。




これはなんか、「いき」ですねぇ。
※前に「九鬼修造から読む『いき』とは何か?」という
ブログ書いたので時間あれば読んでください。