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牛鍋

河童橋で何かお料理道具を買おうと思って行きましたが、
雨がすごすぎて、お腹が空いて、判断力が無くなってしまったので、笑
浅草の方まで歩いて美味しいご飯屋さんを探しました。

浅草といえば老舗の店!って言うことで、
鰻やどぜう、天ぷらと選択肢が多い中
すき焼きにしよう!と突然思いついたのが、「米久」さん。
1886年創業の老舗中の老舗。

明治の文明開化とともに一般大衆にも広がっていった肉食。

その中でも牛肉を食べ慣れない
明治期の日本人の味覚に馴染むように提供され、
一般大衆の料理として広がっていったのが「牛鍋」。

牛鍋はやがて「すき焼き」へと進化していくわけですが、
その牛鍋発祥の地、浅草でその当時の牛鍋を提供しているお店が米久本店さんです。
牛鍋というよりも今やすき焼きの方が一般的でもあり、
浅草といえばなにより「浅草今半」さんの方が名が名が知れていますが、
すき焼きではなく「牛鍋」というどこか歴史を感じさせますね。


ディスプレイのレトロ感も半端ないです。



靴を脱いで中に入ると、
この太鼓が「ドドン」と鳴ります。笑



こちらで上の牛鍋 野菜・玉子付 2人前です。
ボリュームズゴイ…♡



牛鍋とすき焼きの違いは、煮るものか焼くものということです。
呼び方が違うだけで、同じようなものと思っている方が多いようですが、実際は別物です。
「牛鍋」は、初めから鍋で牛肉と野菜を一緒に煮ながら食べます。
肉を焼かない牛鍋は、明治初年に牛肉食が解禁になり、
外国人の肉食に影響されて食べるようになり、横浜が発祥の料理です。

一方、江戸時代に流行った「すき焼き」は、
農具の「鋤(すき)」の上に肉を焼いて食べていたことから
すき焼きになったといわれています。
すき焼きは、割り下で煮るのではなく、
最初から鉄鍋で牛肉を焼き、ザラメ(砂糖)や醤油で味付けし、
その後に野菜などを加えていくスタイルです。

すき焼きには、関東風と関西風があります。

関東風すき焼きは、割り下を使用する牛鍋が進化した形で、
関西風のすき焼きは牛肉を焼いて、割り下を使わないのが特徴です。
柔らかく、ジューシーな仕上がりの牛肉を味わいたい人には牛鍋、
こってりしたコクのある鍋を楽しみたい人にはすき焼きがおすすめ。



何年前かに松坂牛が食べたくて、三重県の「牛銀」さんへ行った時、
肉入れた後に砂糖振りかけて、醤油(?)入れてたなァ。
あれもあれで美味しかった。
ちなみに、三重といえば、牛銀 or 和田金ですが、
私は牛銀さんの方が好きだったです。

 
一番最初にお店の人が焼いてくれます。
私は卵白がアレルギーなので、卵黄のみでいただきます。

みた通り、おいしいです。笑
美味しいわけがないww


普段お肉料理食べる時は、白米とかたのまないのですが
(焼肉とか白米食べない派です)
今回ばかりは頼んでしまいました。

めっちゃ美味しい牛丼みたい。


梅雨だし、コロナだし、休日ランチも予約しないですんなり入れました。

隣同士にならないように席の配慮もしていて
コロナ対策もされていたので、よかったです。
(毎週行きたいレベル)

米久本店
住所 台東区浅草2-17-10
TEL 03-3841-6416
 
営業時間
12:00〜21:00
定休日水曜日