ゆかた
例えば、格式高いフレンチレストランのディナーで
浴衣を着た女性がいたら違和感を感じるでしょうか。
私自身、着物のスタイルにあれこれ言われたくないので、
このブログでも何回も登場している“着物警察”にはネガティブな印象を持っています。
ですが、さすがに格式高いフレンチレストランで
浴衣姿の方を見かけたら「え?」って、びっくりちゃうと思います。
※ちゃんとしているところは入れないかも、?
これって別に着付けを習ったからとか、そう言う事じゃなくて
着付けを習う前から感じていた事なんですけど、。
逆に着付けを習って、浴衣に長襦袢に名古屋帯、そして足袋を履けば
夏着物(カジュアル)として着れるって初めて知りました。
(かと言って、フレンチレストランには行けない。)
じゃあ浴衣っていつ着れるのっていう問題ですが、
よく知られているのが花火大会やお祭りですよね。
あと、最近ではホテルでも夏になると浴衣イベントなどが行われていて
浴衣で行くとディスカウントしてくれたり、
クルーズプランなんてのもあるし、
ビアガーデンも浴衣は楽でよろしいかと思います。
近くでお祭りがあって、その帰り道にどこかの居酒屋に寄るとか。
そんなのはOK。
せっかくだからお祭りに浴衣着ていこう!って
おめかし気分で着る浴衣ですが、
そのノリでミシュランのレストランは行けません。
簡単に言うと、浴衣はおめかしの服では無いっていうことです。
浴衣の起源は平安時代、貴族が蒸し風呂に入るとき
水蒸気でやけどしないように着た「湯帷子(ゆかたびら)」がはじまりとされています。
帷子(かたびら)とは麻の着物のことです。
その時代では、綿は高級品とされたため、
装束の下着となる薄い着物は麻で作られていました。
江戸時代後期になって、綿の生産量が高まり庶民に普及するとともに、
湯帷子の生地も麻から綿に変わりました。
銭湯の普及にともない着用の場が増えたため、
略されて「ゆかた」と呼ぶようになりました。
以来ゆかたは、
入浴後だけでなく単衣の着物のひとつとして
夏祭りや花火大会、盆踊りなど身近な場所で着るのはよいとされるようになりました。
今も、花火大会や縁日、盆踊りなどの夏の行事に浴衣姿はよく似合います。
夕方からの肌触りの良い湯上り着として、
男女子供を問わず寝巻きとして、
盆踊りや夏祭りの揃いゆかたとして、
日本の衣生活に欠くことのできないものになった訳です。
最近ではデザインもファッショナブルなものが多いので、
浴衣を着て出歩く事自体に違和感はありませんし(カジュアル着として)
さらっと浴衣を着てビアガーデンとか行きたいです。
(今年ビアガーデンとか開催されるのかなァ、、?)

セールで勢い余って買ってしまった今年の着物。
本当は、白地に紺の昔ながらの欲しいんだけど、高いんですよ。笑
あと、何度も言うけどこれね。。。
あぁ〜欲しい。
あぁああ〜、可愛い。