週一枚の臨書課題
今日は4項目の、
“Instagram企画#週一枚の臨書課題が苦手の「顔真卿」だった”で〜す!
説明からすると、Instagramで去年2019年1月から「週一枚の臨書課題」という企画が始まりました。キャリア等不問、申し込みも必要無く、毎週月曜日に出される課題を一生懸命イイ感じに臨書してハッシュタグを付けてUPしていくというものです。
出題者は、
@kangallery 阪野鑑さん
@kouseian.hitotare 伊藤江星さん
@dongyu_uegomori 上籠鈍牛さん
※たくさんの書道作品が見れるので是非チェック&フォロー!うぇえい
毎週毎週出題される課題に、私は必死です。そして色々な人がUPしているので、たくさんの臨書を一気にみる事ができて、とても勉強になります。「#週一枚の臨書課題」の徘徊が趣味の一つになりました。
2020年からは、「#週一枚の臨書課題からの」っていうハッシュタグに変わっています。そして、出題は毎週ではなくて3回に1回お休みが入りました。去年よりゆったり〜とか思っていた矢先、お休みのクールかと思われていた週に突如発表された課題。
しかもゲスト出題。
しかもゲストはあの、たくほんサンンン!(@takuhon.jp)
たくほんさんって名前なだけに、
沢山の拓本をInstagramにUPされています。
そして出題されたのがこれぇ↓
※@shu_1mai のアカウントがあり、そこで出題発表されます。
View this post on InstagramA post shared by 【2020参加型書道】#週一枚の臨書課題からの (@shu_1mai) on
はいきました。ここで「顔真卿」です。
私苦手なんですこの字。スタイリッシュに書けないと言うか、洗練された感がでなくってどうしても野暮ったくなってしまうのです、、泣。でもこの顔真卿って超人気&有名で2019年に、東京博物館で「顔真卿 王羲之を超えた名筆」特別展が開催されました。私も鈍牛先生と一緒に見に行きましたが人が溢れかえっていて、大行列でびっくりです。待ち時間1時間とか。平日だったのに…。週末は2時間位待ち時間あったんだろうな。
この顔真卿、知ってるひとは知ってると思いますが、彼の楷書は小説などに使われている「明朝体」のルーツとも言われてるんですね。私行った事ないけど、本場中国では標識とかもそうらしいよ。明朝体の特徴である、縦画の起筆のところがカイコがアタマを持ち上げたような形、そして右ハライの広がるところのツバメの尾のような形が、顔真卿の楷書に顕著に見られる「蚕頭燕尾」(さんとうえんび)と呼ばれるそれに強い影響を受けている、と言うことなんです。
↓私が臨書したモノ。。「以」が燕尾。
View this post on InstagramA post shared by 書家 北村 明游 MAYYOU (@mayyou.ktmr) on
で、日本でその特別展をやった時に中国では、
賛否の声でSNSが炎上状態だったらしいです。

東京国立博物館研究情報アーカイブズより
目玉は日本初公開のオリジナルの「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)。
「祭姪文稿」は顔真卿が758年に、「安史の乱」で非業の死を遂げた顔一族を哀悼するために、怒りや悲しみを込めて一気に書き上げた草稿であると知られています。中国の書の歴史の中でも屈指の名作とされていて当時の歴史資料としてもとても貴重なものです。
顔一族約30人が1人も敵軍に屈さず、全員が残酷極まりない方法で処刑されたと伝えられ、顔真卿も単なる書道家ではなく国のために命をささげた烈士とされています。この作品には特別な思いが込められていて、最高峰の文物と認識されているのです。
特別展で展示された顔真卿の「祭姪文稿」は、「1400年前の紙、1回の展示につき1回の劣化を被る」という破損が懸念されていた為にめったに展示は行われず、台湾でも最後に展示されたのは10年以上前の事。国外では1997年に米ワシントン・ナショナル・ギャラリーで展示されたのが最後だったらしい。
だからこそ中国大陸でも台湾でもなく、
日本で公開されることが物議を醸して炎上状態だったらしい。
話は戻って、今回のたくほんさんの出題課題は
顔真卿の「西亭記残碑」という新出土碑。
コメントにも書いてある様に、
中国の浙江大学で初公開されたばかりの碑です。
中国では大ニュースだったけど
日本はそんなニュースなかったよね?(え?あった?)
もちろん臨書なんてした事なかったので
iPhoneとにらめっこしながら頑張って書きました。
むずかしい。。。
力をだし切って脱力状態でみんなの投稿見にいくと
すごーくイイ感じに書いてる方チラホラ。
これはもう明らかな実力の差ですね。
精進します。泣