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獣肉屋

最近は“燃え尽き症候群”が連発しています。
いきなり集中してバァーっと取り組むんだけど、その後空っぽになっちゃって、時間を忘れてしまうくらいぼやっとしています。なんなんでしょう。ちなみに集中している時間と、ぼやっとしている時間は、ぼやっとしている時間が3倍位。春ですね。

さて、このブログを全く更新していなかった間にも、
日常は超特急で通り過ぎいろいろな事がありました。

・すごく美味しいジビエに行った
・夏の期待アイテム「Fishing SUP」がキタ
・着物の課外授業で両国のレストランに行った時好物の杏仁豆腐が食べられなかった
・Instagram企画#週一枚の臨書課題が苦手の「顔真卿」だった
・やる気が出ないあまりにファスティングをした
・「梅流し」というデトックスが苦行すぎた
・久々にケトーシスに入った
・「等慈寺碑」が好き

もう何から書けばいいのかわからないし、
InstagramにUPしている書道の解説もしたいし、
順番通りで行くことに決定。


なので今日の題名は「獣肉屋」です。

わ〜素敵♡
南青山にあるジビエのお店「たでの葉」さんです♡
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13208304/

私の大好きな西麻布の「またぎ」でも修行をされていたそう。
2017年にこちらのお店をオープンしています。私は今回2回目の訪問だったんだけど予約システムが電話じゃなくなっていました!「OMAKASE」という予約サイトでしか予約が出来なくなっていて、その「OMAKASE」も有名なレストランばっかり!いつの間にか予約困難店に…。
https://omakase.in/

私はお肉大好きで、焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶ…牛に豚に鳥、全部好きだけど、1番好きなのはジビエ。苦手な子は苦手なんだろうけど(パクチーくらい別れるのかな?)。いつか岐阜の「柳家」さんに行ってみたい。※「柳家」…https://tabelog.com/gifu/A2103/A210301/21000023/

そもそも、仏教伝来以来(飛鳥時代)「食べると穢れる」っていう理由から日本での獣肉食はタブーでした。だから江戸に獣肉食の文化が広がったのは江戸時代末期なのです。仏教の影響でずっと「肉食=ダメ。ゼッタイ!」という概念が既にあり、そこに追い討ちをかけるかのように第5代将軍徳川綱吉が「生類憐みの令」を発令!※生類憐みの令=“捨て子や老人、犬を手厚く保護せよ。あと生物全般への殺生も禁止”という法令。これにより、更に人々の間に肉食「ダメ。ゼッタイ!」感が刷り込まれていきます。

綱吉の死後に法令は一部を残して完全に廃止されたんだけど、肉食に対する強い拒否感は庶民の間に強気根付いていて、その後100年以上獣肉文化が江戸に定着することはなかったそうです。


時は流れて(天保、1831~1845)獣肉革命を起こした店のひとつが、有名店「ももんじや」です。昔は「豊田屋」という名前だったみたいです。獣肉食いを正当化するために「肉は薬だ!」とする考えが生まれました。いわゆる「薬食い」です。猪の肉も直接「イノシシ」と呼ぶことは憚られたので、「ボタン」や「山くじら」と呼ばれ、特に冬になると広く庶民にも親しまれました。
まさかの隠語。笑

名所江戸百景 びくにはし雪中(冬の部)/歌川広重
「山くじら」は猪の隠語。

浮世絵や外国人の旅行記など複数の資料にも「山くじら」の看板が描かれているため、かなり堂々とお店をやっていたことが分かります。ちなみに「ボタン」というのは肉の赤身と白い脂身の美しい色合いから来ているそうです。

↓隠語一覧
猪…山くじら、ボタン
鹿…もみじ
馬…さくら
鶏…かしわ

この隠語のおかげでお客が入るようになり、
獣肉文化はやっとのことで日の目を見たのだそうです。

そんなこんなで、今があるわけですね。
急だけど私がいただいたお料理のギャラリー↓


やっぱり私は鹿肉が好きだなぁ。

最後は抹茶を点ててくだしました〜♪
美味しい桜餅も♡
本当に美味しかった♡
また頑張って予約とります!笑

いつか「柳家」と「ももんじや」行ってやるー!